DXディケイドライバー(バンダイ)

ディケイドライバー箱

カメンライド!年明け早々新しい変身ベルトの季節です。平成ライダー10周年ということで10人の仮面ライダーに変身できるスゴイベルト。データカードダスのゲーム「ガンバライド」と連動したカードで遊ぶことができるという側面も持ってるのですが…
ディケイド第一話はこれまでのライダーの世界(パラレルだけど)を渡り歩くという設定は面白そう、と期待を持たせるものでしたが・・・ベルト自体は価格高い割にギミックシンプル過ぎない?とちょっと思ってしまった。着脱式のバックルをベルトにセット、カードをスロットに入れると『カメンライド…』としゃべり待機音が鳴ります。ベルト左右のトリガーを中央にスライドさせるとバックルが回転し『ディケイド!』としゃべり変身音が鳴ります。基本的にはこれだけ。
カードを他のライダーのものに変えれば、『キバ!』『電王!』『カブト!』…にバックル回転後の声が変わりそれぞれのライダー変身音(短縮版)が鳴ります。それぞれの待機音や声も再現されてたら良かったのにネ。まあこれだけでも充分雰囲気は楽しめますが。カードはスロットに指すといっても固定されるわけではないので、バックル回転させるとちょっとズレる時があるのが気になった。バックル中央にそれぞれのカードに印刷されたそれぞれのライダーのシンボルマークが透けて見えるようになるのですが、回転した勢いでせっかくのマークがズレて見えることがあるのですよ。それがちょっとカッコ悪い。
まあ他のカードで音声は変わるワケでその辺に期待かな。今回はソフビライダーが「レジェンドライダーシリーズ」になって新造形の昭和ライダー含むものに変わったのですが、それにもカードが付いているので。ディケイド付属のカードでは声が『アタックライド…』に変わりました、攻撃系のカードかな(一話でもカブトがクロックアップするとかファイズがオートバジン呼ぶのに使ってた?)。
新1号ソフビ付属のカードでも『カメンライド…イチゴウ!』になったし、昭和ライダー・平成でもサブライダーの音声目当てにソフビ買ったりカードダスでカード買ったりしないといけんかな・・・厳しい多々買いの始まりか。

DX超合金VF-25Sメサイアバルキリー/オズマ機(バンダイ)

メサイアオズマ機箱

きぃ〜っみはっだぁーれっとキスをすぅ〜るぅ〜♪マクロスFバルキリー(「バルキリー」というのは正確には初代VF-1nのペットネームなのだが、今では「マクロスシリーズに登場する可変戦闘機の総称」になっちゃってますね)・VF-25メサイアのDX超合金。アルト機F型はプラモで買ったので、こちらではオズマ隊長機S型をチョイス。「スカルリーダー」伝統のイエロー塗装と骸骨マーキング(コレではファイター時背部にでっかく入っている)・スパルタンな頭部デザインがカッチョ良かったので。
「ファイター・ガウォーク・バトロイドに完全変形!」の機構はさすが河森氏でスゴイのだが、プラモだと剛性の面でおっかなビックリだった点が「超合金」でどうなったのか?が最大のポイントだった。その結果はおおむねマル、肩・脚の付け根や足首ブロックがダイキャストになりカッチリ感と重みが増したのはうれしい。しかしバトロイドにする時の首部を引っ張り出すのがムズかった…オズマ機はアルト機よりも首が埋まって見えるらしく、実際そうなのがやや残念。せっかくカッコイイ顔なのに(アクエリオンマーズとクリソツですが)。あとガウォークにした時立たせるのが難しいとかファイター時羽根が反ってて機首が下がってるとか言われてますがそれは自分は許容範囲。
バトロイドにして立たせとくとカッコイイよ。プラモよりやや大きい1/60スケールなので扱いも容易になってると思われます。メサイアは来年3月ミハエル機(スナイパー仕様)・ルカ機(レドーム付の電子哨戒戦仕様)のバリエーションが発売予定だが、個人的にはVF-171(マクロス7のVF-17ナイトメアを発展させたマクロスFでの一般機)を出して欲しいです。

DXレスキューダイバー(タカラトミー)

ダイバー箱

劇場版公開日に新レスキュービークル発売、レスキューセイバーを改修(されると思われる)・パワーアップした初の空飛ぶビークルだ。先端にドリル・翼に丸ノコを装備したそのスタイリングは、おっさんにとってはアイゼンボーグ号を想起させる。アイゼンボーグ始め円谷恐竜シリーズのメカニックはかつてトミーから発売されていたので、これはオマージュに違いないと勝手に想像するのだが。(ボーンフリー、アイゼンボーグ、コセイドンの各メカの合体トイは当時からかなり出来がよく羨望の品だった。トイマニアにとっては現在でもそうである。美品で残ってたらけっこうな値段になるよ〜)
翼を畳んだドリルタンクモードはセイバーのリデコだとよく分かる。転がし走行でドリルが回転するギミック追加がうれしい。トミカ発車・小型ビークルに分離・アーム展開のギミックはセイバー同様。翼を開いてストライカーと合体すればジェットビハイクルモード、ダイバーストライカー!空飛ぶストライカーの勇姿に期待。
そしてさらにマックス合体してスーパーレスキューマックス完成!手が五本指になってる(親指が独立可動する)!トサカは倒さずに立てといた方がカッコイイ気がする。付属カードによると肩に装備したドリルで放つ『ドリルブラスター』がファイナルレスキューみたい。今回の付属カードはこの他『レスキューダイバー』(→「レスキューダイバー・システムアップ」の音声)と『マックスハイパーアップ』の3枚だが・・・ドリルブラスターとマックスハイパーアップはマックスコマンダーでないとダメみたい…(ノーマルコマンダーだと「スタンバイ」としか言ってくれない)。せっかくマックスハイパーアップ来たと思ったのにぃ〜!マックスコマンダー買えってか…コマンダー3つにもなっちゃうじゃん!ひどいやタカトミ。
ちなみにOP主題歌のcamino『The Life』特装版CDに付属するカードは「爆裂的に鎮圧せよ!」(石黒隊長の声?なのか?)の音声でした。

炎神合体DXキョウレツオー(バンダイ)

DXキョウレツオー箱

炎神のご先祖様、古代炎神のキシャモス・ティライン・ケライン。3台の列車型炎神が合体しキョウレツオーが完成する!「恐竜」の「列車」だから「キョウレツ」というのはうまいなーと思った。
キシャモスはマンモス(バンダイはいつもマンモスを恐竜と言い張る)と汽車の炎神。箱型のボディというのがあるのだがかなりデカイ。側面の車輪が汽車的にちゃんと回転するので良い。キシャモスソウルをセットし煙突に見立てた鼻を押すと眉間が光り音が鳴る。古代炎神はしゃべらない設定なのでシュッシュッポッポッという汽車の音とパオーンという象の声を組み合わせた音声。ゴーオンレッドが一人で操る設定なので「出発進行、ゴー・オン!」とか走輔の声一つだけでも入れておいてくれたら良かったのに。
ティラインとケラインはティラノ・トリケラの2大恐竜と列車の炎神。ソウルは付属しない(後続商品を待つべし)。口・アゴが開閉できコロガシ走行する。またキシャモス・ティライン・ケラインは連結させられる、繋げると列車らしくて良いです。
ではまずこの3台で炎神合体!キシャモスを分解し組み直す、前後に大変長いボディに。ティラ・ケラは両脚に。両腕を合わせ頭部・ツノを開けばキョウレツオー完成!ファットヘビーなボディ、顔もかなりの男前で炎神合体としては今までで一番ロボらしく見えた。やはり腕が腕らしく見えるからかな?(しかも平手だし)
そして!遂に12台合体の時が来た!「G12フォーメーション!」…キシャモスを分解し、G9の両脚(側面とゲタ、ゲタはキャリゲーター足を挟む)と頭部裏(ボエール教官の上)に合体。両腕をティラ・ケラと交代させ、バルカ・ガンパードは足上に犬小屋チックにセット。全高約50cmと思わず笑ってしまうほどでかいエンジンオーG12完成!
足がすごく長くなってしまったワケだがティラ・ケラの腕もぶっといのでバランスは取れているように見える。いや、バランスうんぬんとかどうでもよくなってしまうこの迫力。これで顔が新しいG12用だったらな〜とかこの際武器としてデカイ剣とか持ってたらな〜とかとも思ってしまうが、このいい意味でのゴチャゴチャ感で全合体のヨロコビが堪能できる。問題は置き場所だが…とりあえずテーブルの上に置きっ放しでその前でご飯食べたりネットしたりしているが、これをバラしても4つもロボが出来てしまう訳で…でもどっちの状態でも毎日眺めてても飽きない。いやあ合体ロボって本当にいいものですね、またお会いしましょう〜。

超合金魂 闘将ダイモス(バンダイ)

ダイモス箱

燃やせ燃やせ真っ赤に燃やせ、怒る心に火を点けろ…長浜ロボロマン3部作の最終作『闘将ダイモス』の主役変形ロボ・ダイモス超合金魂化。合体のコンバトラー・ボルテスと単体でトレーラートラックが変形するダイモス(操縦も一人)はかなりの違いがあるが、それだけに個人的には燃えるものを感じる。あとトランザーが好きなのですね。24輪が唸りを上げて激走するトレーラー!他のトレーラーロボ(コンボイとかフラッシュタイタンとか)とはかなり趣の違う佇まいがイカス。
このトランザーからダイモスへの変形機構を、魂化に当たり過去のDX超合金とは大きく変えてきたのがこの商品最大のポイント。と言うのはトランザーを基準にして考えるとダイモスにした時「頭がデカイ」「ゆえに肩幅が狭い」「カバーが背面に露出する」という欠点がDX超合金にはあったワケで。これを解消すべく、まず頭は「トランザー用の頭部とダイモス用の頭部を別にする」というそのまんまの方式に。「なぁんだ」と思われるかも知れないが、この二つの頭部は「どんでん返しで片方を胸部に収納する」という機構により付け外し不要なのだ。次に肩・腕部は「その丸々をトランザー時に脚のスネに当たる部分に収納する」という方式でカバー。実際見ると「ああなるほど」と思ってもらえると思う。そして背面カバーはかなり小さくなったのでそんなに気にならない・ごく小さい形状重視パーツに付け替えも可能と、変形機構の工夫はかなり頑張ったのではないかと思う。「変形の仕方が変わってる」という声もわからないではないが(足のスライドもなくなっちゃったし…)。これでトランザー・ダイモス双方カッコよくなったので開発スタッフにはグッジョブ!を自分は言いたいと思う。
では頭の中で一矢役・神谷明氏の声を再生させて遊ぼう!「トランザー・ゴウ!」「ジャスティーン!」、トライパー75Sはミニカー式のもの(キャノピー・後部翼開閉式)とトランザー後部ハッチに収納できる小型のもの(走行・飛行形態両方)が付属する。後部に収納してもDX超合金のようにポロリなし!「ダイモス・バトルターン!」「ダーイモース!」
派手な空手アクションも各部関節可動でグリグリ再現。腕は非常に良く可動するし、股関節の可動範囲を拡大させ大きく前蹴りも可能。そして豊富な武器パーツ。手持ち武器だけでも双竜剣・バトルブレイク(トンファー)・三竜棍(三節棍形態にも変化)・ダイモシャフト(ナギナタ)と充実、投擲系もファイブシューター(スライドしてちゃんと5つに見える)・クロスブーメラン・チェーンシャーク・スネークロックと涙モノの再現。そして胸を開いてダブルブリザード(ファイヤーブリザードに付け替えられる)!「必殺!烈風正拳突きィーッ!」。この男らしい空手技がダイモス最大の魅力。
OPも歌といい日本刀を振り回しまくる京四郎といいたいへん男らしいもので好きだったが、EDはエリカの歌でありOPとの落差に子供心には「ケッ、なよっちい」などと思っていたものだった。しかし今考えてみるとこれはED最後に映る一矢とエリカの愛し合う美しい姿に嫉妬を覚えていたのではなかろうか。それからもう何十年と経ったのですが、まだ自分は自分のエリカタンとは出会っていないのです(何か寂しい文章の終わりになってしまった)。

DXレスキューセイバー(タカラトミー)

セイバー箱

ファイナルレスキュー承認!ファイナルレスキュー・フラッシュキャノン!R2専用の大型レスキュービークル・レスキューセイバーが登場。レスキューストライカーがピンチになったところで駆けつける2号マシンというのは燃えるシチュエーションだった。見た目は何だかよく分からない乗り物だが(装甲放水車との設定)キャタピラを装備し、ストライカーが不利な砂漠地帯を走破する性能を持つというのも説得力があって良かった。
ストライカーと違い電動ギミックは持たないが、4台の小型ビークルに分離・砲塔からミサイル発射・向かって右格納庫からトミカ射出・前面アーム展開のギミックを持つ。各所にジョイントもあるのでレスキュー合体を各自工夫すべし。ストライカーとの合体は…ネタバレなのでまだ秘密。
付属カードは3枚、「レスキューセイバー」→『レスキューセイバー・システムアップ』、「フラッシュキャノン」→『ファイナルレスキュー・フラッシュキャノン』、「ハイパーアップ」→『ハイパーアップ』の音声がレスキューコマンダーを通すと鳴る。合体指令用のハイパーアップカードが手に入ったのがウレシイ。
ちなみにDXレスキューコマンダー・ライトサウンドモデルも購入。DXストライカー付属のコマンダーと比べるとやや厚みが増しているが大きさは変わらず、開いた時の下画面にあたる部分がカードの種類により様々な色で光るようになっている。ストライカー操作ももちろん可能、カードの読み込みが格段に向上し失敗なく読めるようになったのが誠に嬉しい。これでストレスなく遊べる。
DXコマンダー付属カードは4枚。「ビルドアップ」→『ビルドアップ(着装音)』、「システムアップ」→『レスキューストライカー・システムアップ』、「ビルドアップコンプリート」→『着装完了!』、「ネオテーラ3大幹部」→『ドンドンド〜ン、ベタベッタ』。R1達4人の声と3大幹部の声が出るのが楽しい!

1/15変形モト・スレイヴwithプリスハードスーツ(やまと)

モトスレイヴ箱

必殺のハード・スーツが夜に舞う…ナイトセイバーズ参上!80年代OVAバブルガムクライシス』に登場したバイク変形メカがやまとから可変アクションモデルでリリースされた。荒巻伸志氏による変形バイクとしてモスピーダ・ガーランドに続くものだっただけにバイク好きとしては大変ウレシイ。やまとの可変ガーランド・メガハウスの可変モスピーダと同じ1/15スケールなので並べられるぞ!でもガーランド持ってないしモスピーダと比べるとやや小さく感じますが…。
ハードスーツプリスのアクションフィギュア付属。このプリスの足であるバイクであり、サポートロボ、さらに強化装甲外骨格にもなるのがモト・スレイヴだ。バイク形態モト・サイクルはカッチリとまとまっている、グラマラスな曲面かつバイクらしさを保ったフォルムがイカス。ステアリングが切れるのも好印象、側面にマシンカノン(大型マシンガン)をマウントできるのもグッド。
さて可変、まずサポートロボ形態モト・ロイドに。上半身と下半身に分離させてから可変させるのはやむを得まい、ヒンジを多用しており可変はやや難しいので注意(やまとの可変モノはマニュアルが写真なのがかえって判りにくいのはオレだけ?)。手足の可動部分も多く幅広いポーズ付けが可能なのはイイ、プリスをお姫様抱っこして飛ぶ定番ポーズが燃える(萌える)ぜ。
さらに中にハードスーツプリスを収納する外骨格形態モト・スレイヴに。中にプリスが入るのでモトロイドでは胴体がスカスカなのです、設定では分かってはいたが立体として見ると笑ってしまう。収納とは言え手足は露出した状態となる、この頃流行?のスレイブアーム式(「乗る」よりは「着る」感覚)のパワードスーツですね(「アップルシード」のランドメイトが有名)。モスピーダもそうだがこの人馬一体が燃える、可動範囲の広さもモトロイドを受け継いで良い。膝立ちだって出来るぜ!
モトスレイヴ本体はやまとの特徴?である成型色そのままなのがやや安っぽく見える点が難だが、プリスのハードスーツはメタリック塗装されててキレイなので帳消しか。あ、このハードスーツの肩が横に上がらないのもちょっとマイナス。他のナイトセイバーズも出るそうだが色違いのモトスレイヴも集まってしまうので好きなヒトはお好みで。企画・デザイン協力に佐藤「ロボ師」拓氏の名前がクレジットされているのが涙を誘うのだった。