週刊少年チャンピオン46号(秋田書店)

新連載『さんごくし』(やまさき拓味)、諸葛孔明の回想の語りから始まる三国志三国志ものがなぜか何本も乱立してる中、ベテラン・実力派のやまさきの手腕はどうかと思ってましたが…扉の見開きとかはカッコイイのだが、いきなり「うおお〜」「ドドド」とか描き文字が描いてあるだけでさっそく引っ掛かる。そのあとカワイイ顔した張飛が出てくるという演出なんだろうけどやっぱりちょっとヘン。んで関羽劉備共々「戦場にあっても人を殺さず」などと言っている。この点がやまさき三国志のポイントなのだろうがさてどうか。

ショー☆バン』、ノブチン復活!?そこにマリック(悪者)が現れ「オレのタマ捕らせてやろーか?」…同時に焦る二人(笑)。さてタッキーをどう使う?
『MASTER GUN MASTER』、「A-DOGS」の幹部キャラズラズラパターン好きだったのでちょっとオッ!?と思わされたのだが。まだこっちに関しては乗り切れていない、見開き絵の多用も読みづらいし。
『チェリー』(小沢利雄)、最終回。部活・ケンカ・ラブコメと要素を揃えた上で無難にシメ。この人の場合それらをマッタリダラダラと描くのが味なのだが、あまり受け入れられないようだ。自分はワリと好きだし、それがチャンピオンの青春マンガの伝統パターンだったんですけどね。

巻末にアニメ化記念で『ブラック・ジャック』(手塚治虫リバイバル掲載、「友よいずこ」。アニメの方は大塚明夫氏の声がやっぱりイイなあというのと、ED曲のタイトル見てどうなることかと思ったがそんな悪くもなかったというのがありました。カッコよく手術着に着替えるBJと血が全然出ない手術シーンに苦笑しましたが。

『ラブバスケット』(タカタカオ)も終わって(内容意味不明なんでしょうがないと思うが)、次号新連載『未来改戦Dクロゥス』(原作・黒田洋介、漫画・おおのじゅんじ)。黒田は別に原作あるといい仕事すると思うが(今やってる「リングにかけろ」でもそう)単独原作ではどうなのかなぁ…単独原作のアニメとか見たことないんですよ。漫画のおおのはマガジンでビリヤード漫画描いてた「大野純二」か?