ビッグコミックスペリオール11号(小学館)

医龍』、「医療ミス」がお題で木原センセー主役!?とんでもない事態だが、単なる「小悪党」だった木原の裏側をこう描かれると…かなり複雑な気分。どう展開していくのか。

新シリーズ連載、『ニコパチ堂主人 大津次郎』(魚戸おさむ)。母親が危篤となった少年の前に、一人の写真屋が現れる。不思議な写真屋に、あなたならどんな写真を撮ってもらいますか?・・・「家族」をテーマにしたオムニバスになるのかな。心温まるいいシリーズになりそうだ。こういうのもいいけど、魚戸は「ナイショのひみこさん」みたいな萌えマンガ(笑)はもう描いてくれないのだろうか。

新連載『女の子ものがたり』(西原理恵子)、山と田んぼと工場のある街へ急に引っ越すことになった女の子。「女の子同士の友情」がどんなものなのか、サイバラの叙情的な筆でどう描かれるのかに興味あり。

『知事ラン子』、何故か演出が「ミナミの帝王」チック。今のところラン子の方が理不尽なだけなのでどう挽回するのか。
『ギラギラ』、公平がホストであることを知る義兄により家族は離散。さらに大成の新たな一手が…ヘビーな状況に陥った男の顔描かせるとやっぱり土田世紀上手いなぁ。最終ページの公平の表情にゾクッとした。
MOONLIGHT MILE』、カトーは「共和国」のテロリストだった。彼の本当の目的は!…うわ吾郎サイドの話かと思ってたらロストマン登場。ここでクロスするのか!どうなるんだ!

『キーチ!』、キーチの笑顔!甲斐の「智恵」も合わせて「敵」である悪い大人をぶっ壊せ!しかし「いい大人」もいる。中沼さんの手紙…泣いた。