ヤングマガジン18号(講談社)

新連載『赤灯えれじい』(きらたかし)。何もかもパッとしない19歳のフリーター・サトシは、交通誘導作業員のバイト現場でカワイイがやたらケンカっ早いチーコと出会う。
ちばてつや賞受賞作品が連載化。受賞作では二人は同棲してたようだが、連載にあたって出会いから描くことにしたのだろうか。「同棲もの」を目指しタイトルを林静一の名作劇画「赤色エレジー」から取ったのだろうが、この展開だと交通誘導=「赤灯」の部分を描くところも重視するのかな(「最強伝説黒沢」そのものだったけど)。いやその点も細かく描く事で、淡々としてかつ何となく切ない感じを強調したいのだろう。その叙情感の濃さに期待する。絵的には背景の丁寧さがやはり目を引いた。

『アウト・ロー』、アツシの悪党ぶりがまたしても痛快。
『万祝』、ようやく宝島へ向かって出発!ここまで長かった…鴨先輩の「お目付け役」の披露はまた延期。うう気になるぜ。
けっこう仮面P』、男のけっこう仮面&おっぴろげジャンプ…。まあここまでやってしまうとバカバカしくて良い。第三部完、21号より最終シリーズとのこと。こんな連載の仕方ができるのもダイナミックプロの力の強さ?

BANKERS』、ルーレット編決着。簡単なトリックだがここまで緊張感持って引っ張れるのがウマイ。「好評につき延長戦」、次号は一転してコミカル編だろうがこれも期待。

次号新連載『さらばインパラ』(大和田秀樹)、題材は「商社マン」!?予測もつかないが、パワフルな大和田ギャグは好きなので頑張って欲しい。