ヤングチャンピオン5号(秋田書店)

本格連載開始、『電車男』(原作・中野独人、漫画・道家大輔)第1話「(・∀・)毒男はモえているか」。視点と描写がいい。この物語の主人公は実は電車男ではなく、書き込みをしていたあまたの名もなき毒男たちだったのだということが胸に迫る(自分も毒男なもんで)。映画化されてもこの辺は決して描かれることはなかろう、ということ考えてもヤンチャン版は貴重で重要なポジションとなるだろう。今後も期待したくなってきた。ヤンサンの原秀則版はなかなか評判良いようだがまだ未読、REDの渡辺航版もラブコメ化してるそうだがこれもまだ未読。

ブラック・ジャックALIVE』第9弾は「恋愛ジャンキー」の葉月京による「小さなドクター」。女の子描写に長けた作者は当然?ピノコを主役に、さらに彼女に絡むのは人気キャラのドクターキリコ!ピノコ可愛いしコミカルなキリコも良い。そしてDVという現代的な視点を入れ締めるのも良かった。次回は「新撰組黙示録」連載中の乾良彦登場。

次号はついに『バトル・ロワイアル』(高見広春×田口雅之)が最終回。長年の屋台骨を失うことになるヤンチャンの明日はどっちだ。